未病とは、便秘、不眠、肥満など体が何らかの異常を示すサインを出しているけれど、明確な症状がないため病院では病気と判断できない状態。

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相談例-腸洗浄について

健康案内人シゲルにお寄せ頂いた健康相談と回答例です。

Q. 宮城在住の女性より

HPで腸洗浄を勧めていらっしゃいますが、逆に腸内の正常細菌叢が崩れてしまわないでしょうか。
ビデの多用により膣内に炎症がおきやすくなることを考えると、あまり自然なこととは思えないのですが・・・。
とはいっても、私は子供のころから便秘なので一度腸内をリセットしたいという気持ちはあります。

A. SIGEL回答

結論から言うと、腸内洗浄をやった方の利点がはるかに大きいと考えています。
例え話をします。ここに汚れた水が入ったコップがあるとします。コップの中の水をきれいにするにはどうすればいいでしょうか?気付いた時点から、汚れた水が入らないようにきれいな水だけを入れることで、多少は改善しますが、コップに入っている汚れは、取り除けません。まずコップに入った汚れた水を全部すてて、その上できれいな水を入れる必要があります。
体も全く同じです。口、胃、腸など消化管は一本の管でつながっており、口は食べ物の入り口で、腸や肛門は出口だと考えて頂ければいいと思います。大久さんは歯を磨かれると思いますが、2~3日磨かないと気持ちわるいのではないでしょうか。歯は毎日磨くけど、腸の中は生まれて一度も洗ったことがない人がかなり多いと思います。
近代文明になる前の、自然にかなり近い生活をしていたときは、食物繊維もきちんと摂取していたし、この40年~50年の間に急速に増えてきている添加剤、保存剤、着色料などの異物もありませんでしたので問題は少なかったと思いますが、現代は、普通の生活をしている人は、年間4~5kgくらいの添加物などを摂取していると言われています。私はかなり気をつけて、なるべく有機無農薬の食材などを食べるように心がけていますが、それでも外食することもあるし、都会の生活で車の排気ガスを吸っていますし、恐らく普通の人の半分の2~2.5kgくらいは異物を摂取しているのではないかと思います。
腸の中まではまだ体外です。腸の粘膜から血液に入ると体内になります。一度体内に入ってしまうと腎臓、肝臓などで解毒して排泄する必要があり、体に負担がかかります。腸の中を洗浄して、定期的に異物を外に出すと、その分体の負担が軽減され、本来やるべき、体の修復作業に大切な酵素や腎臓・肝臓などの機能を振り向けることができるようになります。
夏暑い時に生ごみを袋に入れて、一日外に出しておいたらどうなりますか?腐ってガスが発生して袋がパンパンになると思います。人間の体温は36度前後ありますので、便秘の人はこれと同じ状況が自分の腸の中で起きています。ガスが発生して、お腹がはります。この腸内で起きた腐敗物から色々な毒素が発生して、それを腸管から吸収して血液が汚れるために、色々な病気を引き起こします。東洋医学で、腸の汚れが万病の元と言われる所以です。
現状のような生活環境を考えると、さっきのコップの水と同様にお腹の中をきれいにすることが先決だと思います。
善玉菌は、日本古来の方式で作ったお味噌、醤油、漬物、発酵食品などを毎日食べていれば、全く問題なく摂取できます。なぜ日本食が健康食といわれるかと言われる所以は、これらの発酵食品です。生きた酵素が入っているからです。酵素はからだの中で大工さんのような働きをしていますので、非常に重要です。最近健康食品でビタミン・ミネラルがかなり宣伝されていますが、これらは補酵素といって、酵素を助けるためのものです。主役は酵素です。私は毎日有機無農薬の玄米を発酵させた玄米酵素という食べ物を食べています。善玉菌はこれだけで十分に補えます。十分か不十分かを見分けるコツは、自分自身の便の色を見るとわかります。善玉菌が多ければ、明るい黄色のにおいのない便になり、悪玉菌が多ければ、黒っぽい臭い便になります。
腸を洗うときは、水もできれば塩素分のないきれいなお水を使った方がいいでしょう。お水も非常に大切です。お水もいろいろな種類がありますが、何十社も比較検討した結果、私は久司先生お勧めの、唯一日本の浄水器でアメリカのスミソニアン博物館に展示されているナチュラライザーとよばれる自然に近い水ができる浄水器を使用しています。

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